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カレーと東洋医学:香辛料が奏でる健康のハーモニー
2025年2月22日 | スタッフ・教員BLOG
カレーは、世界中で愛される料理ですが、実は東洋医学とも深い関わりがあります。
カレーに使われるスパイスの多くは、古くから漢方薬やアーユルヴェーダで用いられてきた生薬でもあるのです。例えば、カレーの色付けに欠かせないターメリックは、漢方ではウコンと呼ばれ、体の巡りを良くする効果が期待できます。
また、クミンは消化を促進し、コショウは体を温める働きがあるなど、それぞれのスパイスが持つ効能が複合的に働くことで、カレーは私たちの体を温め、消化を助け、免疫力を高める効果をもたらすと考えられています。東洋医学では、食は単なる栄養摂取だけでなく、体と心のバランスを整えるための重要な要素と捉えられています。
カレーは、様々なスパイスを組み合わせることで、体質や体調に合わせてカスタマイズできるため、まさに東洋医学的な食養生の考え方に合致していると言えるでしょう。ただし、カレーの効能はスパイスの種類や組み合わせ、個人の体質によって異なります。
辛いものが苦手な方や、特定のスパイスにアレルギーがある方は、注意が必要です。
カレーを食べる際は、自分の体と相談しながら、美味しく健康的な食生活を送ることが大切です。
~鍼灸学科教員によるカレー談義でした~
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