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山田晃広トレーナー特別授業!<1>
2023年9月30日 | 学校行事
2023年9月29日の金曜日にプロのスポーツトレーナーによる特別授業がありました!
授業をしてくださったのは凄い経歴の方ですよ!
先にご紹介しましょう。
山田晃広トレーナー
・日本人初スペインリーグトレーナー
・Winner'sチーフトレーナー
・Jリーグ湘南ベルマーレ、なでしこリーグINAC神戸チーフトレーナー
・バロンドール2年連続出席
・FCバルセロナ公認クラブ副会長
・株式会社The StadiuM 代表取締役
・株式会社ロコケア取締役
・(一般社団法人)Penya F.C. Barcelona Japan 公認サポーターズクラブ副会長
・リカルド・ロペス(元サッカースペイン代表)エージェントサポート
・株式会社Las Flores 代表取締役
山田晃広トレーナーのインスタグラムはこちら
経歴だけでもどれだけ凄いかお分かりいただけますでしょうか...!
今回は入試広報課も学生と同じように授業を受けたのですが、スポーツトレーナーを目指すのであれば聞いておくべき授業だと思いました。
「プロのスポーツトレーナーにとって必要なことってなんだと思いますか?」
山田トレーナーはまず、この命題を学生の投げかけました。
周りのクラスメイトと話し合ってOKの参加型授業で、どの答えにも不正解は無いけど、山田トレーナーが考える必要なこととは?をみんなで話し合いました。
(※「技術力」は置いておくものとします)
学生からは「ポジティブさ!」や「元気!」など色んな答えが出てきました。
ちなみに「面白さ!」という答えも出たのですが、「その答え、大阪特有だよね」と山田トレーナーが言ってました。大阪では大事なことの一つですね!(笑)
ちなみに、山田トレーナーが出した答え、というのが...
《スポーツートレーナーとして必要なこと》
①寄り添う力(共感力)
②適度な距離感を取れること
でした。
①寄り添う力(共感力) とはどういうことを言うのか?
例えば、捻挫をした選手に対しての声かけとして、良いなと思うのはどちらか?
Aトレーナー「あー。冷やさないとだね。氷持ってくるからちょっと待ってて」
Bトレーナー「ちょっと近くで見ていい?うわっ!これは痛いよね...!氷持って来て冷やすから、ここでちょっと待っててくれる?」
皆さんはどちらのトレーナーさんに見てもらいたいですか?
Bトレーナーの方が寄り添ってくれてるな、と感じるのではないでしょうか?
では次に
②適度な距離感を取れること とはどういうこと言うのか?
この日は元野球部の学生が多かったので、WBCの話が例えで出ました。
自分が受け持つ選手がWBCの選抜に選ばれるかどうか、という時に、選抜漏れしてしまったとしましょう。その時にどういう声かけをするトレーナーが好まれるのか?
Cトレーナー「あー...今回は残念だったね。あの監督、もっとちゃんと見てくれたのかな?次は絶対選ばれるよ!じゃあ、今日のトレーニングしようか!」
Dトレーナー「あ、こんにちは!じゃあ今日もトレーニングがんばりましょう!」
この例え話で、どちらの対応をしてほしいか?という質問が学生に投げかけられました。
少人数はCトレーナーが良い、と手を挙げましたが、大多数はDトレーナーの声掛けが良い、と手を挙げました。
でもこれって、①寄り添う力(共感力)とは相反する話だと思った人も居るのではないでしょうか?
アスリートというのは、極めれば極めるほど、ギリギリのところで頑張ってる人が多いので、「その話は今してほしくない、寄り添ってほしくない」という空気を読んでほしい人が多いのだそう。
①寄り添う力(共感力) でいくか、 ②適度な距離感を取る かの空気感を読むのもプロのスポーツトレーナーには大事なことだと、山田トレーナーはお話しされていました。
その空気を読む、という話から、こんなこともしてました。
「目の前の相手を、頭のてっぺんから足の爪先まで褒めちぎってください!」
こんなお題が山田トレーナーから学生に課されました。
学生同士で元気に褒めちぎり合う、という楽しそうな授業でした(笑)。
今回は授業の一環として、課されてやったことですが、これを実践の場で出来るかどうか?が重要なのだそう。
『他人の変化に気づかない人』『気づくだけの人』『気づいて褒められる(言える)人』が居ますが、『気づいて褒められる(言える)人』であることは、スポーツ現場で働くのも整骨院で働くのも、どこでも、必要なことですね。
...長くなったので、記事を2回に分けますね♪
次はなんと...!お金のお話です。そんなことも話してくれるの?!と私自身びっくりしましたが、面白いお話でした。
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