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いろいろな術
2016年5月20日 | スタッフBLOG
こんにちは、柔道整復学科教員の藤原です。
今回は、実技授業に迫ってみたいと思います。
授業で学んだ技を、演習することで「技術」にします。
技術とは、困難な動作も身体が覚えることにより楽に行えるようになることで、例え思考が散策していても意識が介在していなくとも自然と動く、いわゆる「慣れた」状態です。
慣れたというと、マンネリのようにあまり良いイメージを持たれないかもしれませんが、演習というのは実戦を想定して繰り返し行うことですから、言うなればマンネリを極めることがすなわちプロフェッショナルへの近道なのかもしれませんよ。
考えてみれば、プロが精神を集中し息を止めて行う技術は、もはや「芸術」なのかもしれません。実技授業は「学術」だけではなく「芸術」の展覧会でもあるのです。
しかし、技術に長けていれば良いというわけではありません。
それではここで、クエスチョンです。皆さんは「医は仁術なり」という格言を聞いたことがありますか?これは「医は技術だけではなく、○○が必要である」という意味で、仁は医療人にとって非常に大切なものなのですが、それは一体何でしょう?
正解は、皆さんもうお分かりですね。そう、「思いやり」でした。
医療においてこれは欠かせません。現状お持ちでない方は、至急携行してくださいね。
そろそろお別れの時間です。
では、また次回のブログでお会いします、さようなら。 ― category ―