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【不定期連載・第2弾】「花粉症」と東洋医学④~自分でできる対処法編~
2016年3月 8日 | スタッフ・教員BLOG
今回は前回まで書いた臓腑の機能が亢進または低下したときにどういう症状がでるか、どういう経穴(ツボ)が効果的かを書いていきます!
肝の臓
肝の症状
前回のブログに肝の臓は「目に関わる」と書きました。
花粉症で主な症状はやはり「目」になります。
目が赤い、痒いなどは肝の臓に熱が溜まったと考えます。
効果的なツボ
そういう時の経穴は百会、太衝
百会:左右の耳の上の尖っているところを結んだ線の真ん中
太衝:足の親指と人差し指の間の水かきのあたりから足首の方に向かって足の甲を上がっていき血管の拍動を感じるところ
脾の臓
脾の臓が損傷されると気の流れが悪くなり、水の停滞や体の中で熱を形成します
効果的なツボ
そういう時の経穴は公孫、天枢
公孫:足の親指の内側から足の甲と裏の境目に沿って指でなぞっていったときに骨があって指がとまるところ
天枢:おヘソと同じ高さで、おヘソから自分の3横指(人差し指、中指、薬指をくっつける)分、外側
肺の臓
肺の症状
前回のブログでは「鼻に関わる」と書きましたので、花粉症の症状の中で鼻づまりや鼻水の症状では大きく関わる臓腑になります。
効果的なツボ
そういう時の経穴は太淵、魚際
太淵:手首のシワの親指側で、血管の拍動を感じるところ
魚際:手の平と甲の境目で手首と同じの付け根の真ん中
などが花粉症に対して効果的の経穴になります。
それぞれの症状に合わせて各ツボに対し、程良く気持ち良いくらい強さで3~5秒程度ゆっくりと押さえてください。
今年の花粉症、これからの花粉症に使ってみてはいかがでしょうか。
近畿医療専門学校の鍼灸科ではこのような話を授業に盛り込まれています。
興味のある方はまず学校にご連絡を!(^O^)/ ― category ―