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城南離宮に行ってきました
2015年3月27日 | スタッフ・教員BLOG
京都市伏見区にある城南宮は、平安遷都の際に、国土の安泰と都の守護を願って、王城(都)の南に祀られたお宮であることから、城南宮と称えられ、3月3日に行われる「曲水の宴」で有名なところ。
清流に臨んで詩歌を作り盃を巡らす曲水の宴は、中国古代、周公の時代に始まったとされ、日本に伝わり顕宗天皇元年(485)に天皇のお出ましを仰いで行われたと『日本書紀』に記されています。
春先に清流で身を清めて不祥を祓うと、無病息災を祈ることができるということもあり、清流が流れるお庭が美しく、折しも「しだれ梅と椿」が見頃ということで出かけてみました。
この時期は国家試験が終わり、卒業生を送り出し、さて新年度に向けて新入生を迎えるオリエンテーション、健康診断、授業準備や入学式など、旧→新へ切り替わる行事が盛りだくさんの季節でもあります。
学校では毎年繰り返される行事ですが、まさに教員である私の気持ちも「春分」、3月20日前後は気持ちの上でのターニングポイント、毎年どこか落ち着くところに出かけて、自分なりに禊ぎをし、新学期を迎える心の準備をすることにしています。
そしていよいよ4月4日が入学式、ちょうど4月5日は二十四節気では「清明」、万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知るるなり。すべてが明るく清らかで、生き生きとしてすがすがしく感じられる頃。桜満開の時期を迎えます。
今年はどんな新入生を迎えられるのでしょう。3年間よろしくね。
鍼灸学科 教員より ― category ―